洗脳 brainwashing 2005 10 27

 私が大学生の頃、ふとしたきっかけで、
テレビを使って、国民全体を洗脳する研究を知りました。
 もちろん、それには、前提条件があります。
新聞や本を読まない国民が多いという条件が必要です。
 同じ内容なのに、「文章で読む場合」と「映像で見る場合」では、
「読者や視聴者」の反応や判断が違ってしまうのです。
 文章の場合は、書かれた内容に対して、
自分なりの考えが出てきて、比較的、よく判断できるのですが、
映像の場合は、動画と音声に圧倒されてしまうのか、
無条件に受け入れてしまう人が多いのです。
 そういうわけで、テレビ局は、番組の編集にあたり、
「意見の対立している問題については、多角的に論点を明らかにすること」が必要です。
 このように書くと、政治のことかと思ってしまうでしょうが、
こうした問題は、いろいろな分野が該当しますので、十分、注意してください。
 たとえば、健康番組において、専門家と称する人が出てきて、
断定的に、「これが正しい」と述べているケースがありますが、
こうしたケースは、洗脳に近いのです。
 健康や医学の分野では、専門家の間で、意見が分かれていることが多いのです。
それを断定的に放送したら、洗脳と同じです。

放送法によって、放送番組の編集にあたり、留意すべきことがあります。
 一、公安および善良な風俗を害しないこと。
 二、政治的に公平であること。
 三、報道は、真実をまげないで行うこと。
 四、意見の対立している問題については、多角的に論点を明らかにすること。
 五、教養、教育、報道、娯楽の四種類の番組について、調和を保つこと。


















































































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